こんちにちは。
エム・ディー・システムズのネット通販『設計天国』の田中です。
前項で、生板や電子部品の供給不足が起きています、と執筆致しました。
今項では、その結果、今、何が起きているか、ご報告させて頂きます。
何が起きているかという結果ですが、開発案件が動きません（泣き）
当然な成り行きですね。。。
弊社同様のA/W専業メーカーさま、開発試作に特化された基板実装メーカーさま、
開発試作が業務な開発社さま、大変な時間をお過ごしだと思います。
我々の身の回りのものほとんどが電子制御ですから、IC=半導体が必要です。
ですので半導体の取り合いも起きます。
どことどこ/誰と誰の間で？
「量産」と「開発」の間でおきます。
この勝負、即決で、「量産」の勝ちです（苦笑）。
「開発」で利益を出すセットメーカーさまはいないですからね。
ついては、開発者さま、弊社のような開発関連に縁が強いサプライヤーさまは、
苦しい時間を過ごしています。
開発したい案件があっても、進められないジレンマをお持ちの開発者さまのご心中も、お察し申し上げます。また開発試作に強い縁をお持ちのメーカーさまには、弊社も同じ状況、心境ですので、どうにか乗り切りましょう！と、お声がけをしたいです。
また、半導体の供給不足から、当初開発した半導体が手に入らず、違う半導体への
切り替えも起きていて、結果、半導体メーカー上位数社の活況だった市況が、レンジが広く、多数の半導体メーカーが活況＝半導体不足の状況になっています。
弊社はコロナ前までは、プリント基板設計ほぼ専業で成り立たせていましたが、
ちょうどコロナが発生するあたりからたまたま、「ワンストップサービス」の拡充を
経営戦略に組み込んだところでした。
弊社の目指した「ワンストップサービス」は、（株）メイコーのプリント基板設計部の成り立ちから得た「量産性/製造性を最重視したアート―ワーク設計と品質管理」のノウハウと、手前味噌ですが（株）メイコー出身の弊職のプリント基板のノウハウと、そんな弊社を信頼して下さる、回路設計メーカー様、プリント基板製造メーカー様、部品実装メーカー様と、それぞれに得意な分野（業界分類（車関連・医療関連・通信関連・デジアナ混在など）、
各社の特徴（厚銅基板・バックドリル基板・低誘電材・高長期信頼性基板・短納期製造・少量小ピン数対応など）を”売り”として、PRを立ち上げました。
このサービスを安定的に供給できる状況が整いましたので、みなさまにPRさせて頂き始めましたが、多くの開発者様が苦労される「部品調達」も行うので、各種部品の近況や市場流通状況なども把握しやすくなり、コラムに記せるようになった次第です。
今回は半導体関連の部品をピックアップしましたが、それ以外のところでは、
樹脂が絡む電子関連にも注視してください。
1．基材
2．コネクター
部品の調達/代替品の検討、とても大変なのを重々承知しています。
「部品の代替品の検索を手伝って」と、ご連絡頂ければ、可能な範囲でお手伝い申し上げます。
代替品のリストアップ＝無償でご支援申し上げます。※A/Wのご委託がなくとも。
部品の代理調達＝管理費として5%、頂戴致します。※A/Wのご委託があれば、基板・実装がなくとも。
2020年年頭に思った以上に、大変厳しい時間を過ごしている2020年～2021年です。
今が”底”だと思って今を踏ん張って、今から来る登坂を一緒に駆け上がりましょう！
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ご意見、ご感想などありましたら、ぜひ、ご連絡下さい。
