スタッフコラム

2021年9月13日|カテゴリー「スタッフコラム
 こんちにちは。
 エム・ディー・システムズのネット通販『設計天国』の田中です。

 デジタル回路においてはだいぶ以前から言われていますが、メモリーやインターフェイスの信号速度の高速化への対応が課題とされてきています。

 信号速度が高速化すると何が問題なのか?
 適切な対応をしないと部品が動作しません。

 もちろん、開発者のみな様はそんなことは百も承知で、だから一歩も二歩も先を行かれて、
”動かない試作品を作らずに評価をするにはどうしたら良いか?”をご検討されていますよね。

 弊社では回路図を拝見し高速信号があることを確認したら、シュミレーション(SI解析)の提案をすべきか検討します。
検討の結果、シュミレーションの提案すべきと結論付けたら、次にどのSIM提案をするべきか、判断します。


 平面的(2次元的)な簡易なSIMで充分か?
 3次元的なSIMが、必須か?


 例えば、(LP)DDR5メモリーがもう出てきていますが、2次元的な簡易なSI-SIMソフトでは解けず、3次元に近い電磁界解析ソフトが必須となります。
 SIM技術者の検討事項は、解析対象に対して、簡易SIMでよいのか、電磁界解析をご提案すべきか、になります。
電磁界解析は、イニシャルのセットアップから時間が必要となり、平均的に2週間~3週間の解析時間と相応のコストをお求めすることとなります。簡易SIMは凡そ1日か2日で解析が完了します。

 メモリー、インターフェイスはまだまだ高速化していくようです。

 開発技術の進歩=今よりも良いモノを世の中に創出、のご要望にお応えするため、弊社もみなさまのご要望を推察して、技術者の増員、ソフトの増台を図っています。
2021年9月時点で、ソフト2台、技術者3名、です。
以後も増員、増設を予定しています。


 今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ご意見、ご感想などありましたら、ぜひ、ご連絡下さい。
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