スタッフコラム

2022年1月31日|カテゴリー「スタッフコラム
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 こんちにちは。
 エム・ディー・システムズの通販担当の田中です。

 先週の活動から得られた情報展開です。

 基板設計CADソフト

 弊社では、図研様/CR5000-BD、CR8000-DF、Cadence様/Allegro、OrCAD、Siemens様/Xpeditionを保有しているのですが、これ以外のCADソフトでの基板設計のお声がけを頂くときがあります。

 最近はAltium様のAltium Designerについてお問い合わせを頂くことがあるので、Altium Japan様にお時間を割いて頂きWeb MTGでソフトのご案内をして頂きました。
※Altium Japan様、MTGのお時間有難う御座いました。弊社内の協議につきましては、別途、ご報告させて頂きます。
下記は、弊職のAltium Designerに関しての理解です。

 Altium Designerは基本的には2タイプ。
 ・Altium Designer SE:回路設計用のみ
 ・Altium Designer:回路設計と基板設計用

 デモンストレーションを行って頂いたのですが、標準装備で部品検索/代替部品検索機能が着いているので、部品流通を把握されながら回路設計を行うには、かなり重宝されるかもしれないと思いました。
 在庫情報や単価情報など、1日1回、部品代理店様方からの情報がクラウドにアップロードされるそうなので、アップトゥデイトな情報なので、部品選定はしやすくなるでしょうね。
 代替部品検索も、ネット通販のマウザー様やチップワンストップ様の検索機能と似た形式でしたので、サイズ・定格・電圧・公差、などなど入力しつつ選択しつつ、ピックアップができる仕組みでした。

 基板設計においても、回路設計時のデータにライブラリデータを取り込んで頂けていると、フットプリントのデータも付いてくるので、フットプリント作成の手間が要らなくなりますね。
データは部品代理店様がクラウドにアップロードしてくれています。

 その他の機能についても他の基板設計CADソフトと同じように平均的な機能を装備されているのですが、日本ではまだまだ導入されているユーザー様が少ないようで、導入にあたっては採算性も考慮していきます。

 例えば、ソフトの費用と償却件数だけでなく、ソフトにあわせた「作業の手順化」、「作業手順の標準化」、「ソフト機能とソフト傾向の把握」など、様々に検証することがあるので、その分の時間的経費も考慮しないといけない、と弊社設計部部長からアドバイスをもらっています。
 使い慣れたソフトでの作業を見てしまっているので、複雑な感じがしていなかったのですが、確かに新規のソフトであれば、様々に確認して確立させるべき作業標準があるのだな、誰か一人に属人的な受注受け皿ではいけないですし、会社体制として品質管理も担保し弊社内でよく言う「良い基板設計を普通に行う」ことができなくなるので、容易なことではないなと考える次第です。

 今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ご意見、ご感想などありましたら、ぜひ、ご連絡下さい。
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