こんちにちは。
エム・ディー・システムズのネット通販『設計天国』の田中です。
二度経験して、でもなかなか止められそうにない、チップ・コンデンサを手配する時のターミナル確認漏れによる誤手配
大まかに2種類のターミナルがあると認識しました(もう1種類ある記憶がありますが、
そのもう1種類につきましても、勉強が追い付き次第、コラムにさせて頂きます)
1.Standard
2.Conductive Epoxy
1.Standardは、普通のと言ってよい、SMT用のコンデンサですね。
”あれ?あれれ????・・・これはちょっと・・・待ってください”となってしまうのは、
2.Conductive Epoxyです。
実は、弊社の実装委託先さまの中でも、「えっ?!なにそれ???」となったメーカー様がおられました。
なので、コラムのネタにさせて頂きました(笑)
Conductive Epoxyとは、「導電性樹脂による部品実装専用」の電極コンデンサです。
直截的な表現をしますと、Standard=標準的なSMT=半田実装を拒絶するので、標準的な半田実装で部品搭載をしますと半田未着を起し、このコンデンサ部品ははがれてしまいます。
知っていれば回避できますので、誤って購入された場合は、速やかにStandard品の代替をお探しください。
弊職も2度、やらかしました。「二度あることは三度ある」の三度目を起さないよう、見積/手配の仕方に手を入れました。
部品自体でも目視識別もできるようですが、1005以下のサイズになってしまうと、そもそも肉眼では追いかけるのも大変なので、識別確認するには拡大鏡や顕微鏡が必要だと思います。弊職もまだ実物確認を出来ていないのですが、
電極が黒色化していたり、例えば1005サイズなので電極がいやに小さい/異形なようです。
ですが、チップコンデンサの電極を受入時に、いちいち確認するメーカー様は皆無に近いのではないでしょうか?
よって不具合に気が付けれるのは、実装直前や実装後となってしまいます。
標準品と導電性樹脂による部品実装専用電極コンデンサとの、型番識別があれば良いですが、ちょっとした型式ロジックの違い程度やSuffixの違いのようですので、なかなかに気が付きにくいです。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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